案内板

ツラッティ千本 |案内板

ホームページ http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000049462.html
郵便番号 603-8302
住   所 京都府京都市北区紫野花ノ坊町23-1
電話番号 075-493-4539
開館時間 10:00~16:30
休館日 日曜日、祝・休日、月曜日、年末年始(12月29日~1月3日)

展示の説明や人権研修を希望される場合は予約必要
入館料 無料
交通機関 ①JR京都駅から市バス(101〈B2のりば〉、206〈A3のりば〉、205〈B3のりば〉号系統)で千本北大路下車(約40分)、徒歩約3分

②京阪出町柳駅から市バス(1、102号系統)で千本北大路下車(約20分)、徒歩約3分 ③地下鉄北大路駅から市バス(1、101、204、205、206、北8、M1号系統)で千本北大路下車(約10分)、徒歩約3分

③地下鉄北大路駅から市バス(1、101、102、204、205、206、北8、M1号系統)で千本北大路下車(約10分)、徒歩約3分

ツラッティ千本提供

京都市人権資料展示施設「ツラッティ千本」は、京都市北西部に位置する千本地域において、同和問題をはじめ広く人権問題を学習する場として、1994(平成6)年12月1日に開設されました。
「ツラッテイ」の語源は、「つらって(一緒に連れ立っての意)」という京都のことばです。
常設展は5つの展示室があり、千本地域の歴史・文化・生活、この地が輩出した先人、教育・まちづくりの様子などを紹介しています。

第1展示室

第1展示室(京都市の都市整備と同和行政の展開)では、千本地域の住環境改善の移り変わりや昔の京絵図・古地図、戦後の航空写真、手づくりの長屋の模型などを展示しています。

第2展示室(千本のあけぼのと村の改善事業)では、千本地域の歴史年表、江戸初期の「洛中洛外図屏風高津本」(複製、河原者の生活の様子も描かれている)の展示や明治時代に自らの知力と財力をもって学校や病院の設立、地元産業の育成に貢献した益井茂平について紹介されています。

第2展示室

第3展示室(野口村のくらしと全国水平社)では、地域住民から寄贈された生活民具、京都市編入時の野口村引き継ぎ文書など、地域の昔の生活や全国水平社の初代委員長である南梅吉など地域が輩出した先人を紹介しています。
第4展示室(「共生・永住・自治」のまちづくりをめざして)では、1951(昭和26)年(オールロマンス事件)当時の町並みを復元した模型や、1972(昭和47)年の第1回開催以来、部落問題やあらゆる差別の問題を考え、人権尊重の行動の輪を広げることをめざし、「まちづくり集会」として発展してきた「部落解放研究北区集会(北研)」の資料を展示しています。また、同和問題の解決と人権擁護をめざした地域の運動として取り組まれた1993(平成5)年に発足した「千本ふるさと共生自治運営委員会(略称・じうん)」による「共生・永住・自治」をテーマにしたまちづくり運動を紹介しています。

第5展示室(千本の赤)では、北野天満宮の社家日記に登場する河原者を題材に地元で自主制作した絵本「千本の赤」の原画を展示しています。

このように、ツラッテイ千本は、地域に根ざした人権資料室として、「じうん」や「北研」の活動と有機的な連携を図りながら、地域の過去、現在、未来を概観できる展示を行っています。

また、常設展のほかに特別展を年に1~2回開催しています。そのほか、研修室を設置し、同和問題をはじめとする人権問題の啓発の場として学校・職場・地域単位での人権研修を受け入れています。

(2014/12/01)