案内板

ボーダレス・アートミュージアムNO-MA |案内板

ホームページ http://www.no-ma.jp/
郵便番号 523-0849
住   所 滋賀県近江八幡市永原町上16
電話番号 TEL&FAX: 0748-36-5018
開館時間 AM11:00~PM5:00まで (企画展によって変更あり)
休館日 月曜日(月曜日が祝日の場合は、その翌日)、年末年始、展覧会入れ替え時
※但し企画展によって変更あり
※最新の情報は年間カレンダーをご覧ください。
入館料 展覧会の観覧料は都度、別に定めます。
次のいずれかに該当する場合は、企画展示の観覧料は無料となります。
・障がい児、障がい者および、その付添者(1名に対し1名まで。身体障害者手帳、療育手帳または精神障害者保健福祉手帳を提示のこと)
・中学校修了前の者
※前売り券は販売しておりません。
交通機関 ・最寄駅
JR近江八幡駅

・バス
JR近江八幡駅北口から6番乗り場・近江鉄道バス(長命寺行き)乗車。「大杉町」バス停下車、徒歩約10分

・車
名神高速道路・竜王ICより、「近江八幡・8号線」方面に出る。国道8号線「西横関」交差点を右折、「東川町」交差点を左折。県道2号線「小船木町」交差点右折、「出町」交差点を左折。約30分。
駐車場 駐車可能台数:屋外5台(1台分のみ車いす等優先駐車場あり)駐車料金:無料。 駐車可能車両:普通自動車(15人乗りワゴンまで)・軽自動車で長さ5.0m、幅1.9m以下のもの、二輪車を含む。 駐車場の予約は不可。 マイクロバスや大型バスの駐車は不可。近隣の市営駐車場(市営多賀観光駐車場、市営小幡観光駐車場・有料)を利用のこと。 NO-MA付近は大変狭い道路が多いため、車体によって通行することができません。普通自動車以上の駐車を希望される方は、事前にNO-MAまでご相談ください。

ボーダレス・アートミュージアム NO-MA

アール・ブリュット(Art Brut)とはフランス語で「加工されていない、生のままの芸術」を意味する概念で、フランスの美術家ジャン・デュビュッフェ(1901~1985年)が提唱したものです。美術の専門的な教育を受けていない人が、伝統や流行などに左右されずに自身の内側から湧きあがる衝動のままに表現した芸術のことを指します。NO-MAは、このようなアール・ブリュットの発信に力を注いでいます。

NO-MAは、滋賀県近江八幡市にある町家を改装して2004年6月に美術館として開館し、建物自体は昭和初期に建てられた数寄屋造りの趣のある屋敷で、NO-MAのネーミングは大家さんの名前(野間家)に由来します。建物そのものもユニークですが、その運営も障がいの有無や国や文化的背景、年齢、性別、職業などさまざまなボーダー(境界)を超えて、障がいのある人の表現活動の紹介に核を置くに留まらず、一般のアーティストの作品と共に並列して見せることで「人の持つ普遍的な表現力」が感じられるような独特の展覧会を行うことを目的としています。

NO-MAでは常設展は設けず、企画展を継続的に実施しています。また、企画展ごとに外部講師を招いた講演会やギャラリートーク、映画上映会など関連イベントも展開しています。

このようなNO-MAの特徴は、戦後まもなく「日本の障害者福祉の父」と呼ばれた糸賀一雄や田村一二、池田太郎らによって、滋賀県に創設された近江学園での造形活動まで遡ります。
糸賀には「この子らが、生まれながらにしてもっている人格発達の権利を徹底的に保障せねばならない」(注1)との考えがあり、その一環で、近江学園の生産活動として造形や陶器制作を導入し、自由に作らせたところ「舌を巻くような独創的な芸術的なもの」(注2)が生まれてきたのだそうです。そしてそういった作品は、障がいを克服して作成されたものではなく、彼らが生まれながらにしてもっている力によって誕生してきたものなのでした。こうした滋賀県の歴史や地域性とともにNO-MAは歩み続けています。

館内展示風景

展覧会情報は下記を訪問してください。

NO-MA展覧会情報

注1)糸賀一雄「福祉の思想」より
注2)「滋賀における障害者の造形活動に関する調査研究報告書」より
*  写真:大西暢夫

 

(2016/01/12)