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松井庄五郎頌徳碑(まついしょうごろうしょうとくひ) |奈良人権スポット

所在地 JR奈良駅から東北へ約0.4km


 松井(1869~1931年)は、東京帝国大学農科を卒業後地元の奈良市にもどり、獣医を開業するとともに家業の精肉店を経営。また、部落改善運動も指導者として1912年8月、明光寺で大和同志会の創立大会を開き、初代会長に就任。奨学金制度を設けたほか、宗教の刷新、殖産興業などを活動目的としてとりくみ、後の水平社に参加する人材を輩出しました。
 碑は松井が生誕した西之阪の地にあり、向かいには明光寺があります。
 古市歴史研究会の話では、同じ奈良市内の古市に倒れかけるようにあった碑を調べ始めました。その後、土地改良事業に伴う碑の移転先を地元どうしで話し合いをした結果、生誕の地に移されたそうです。

(2012/11/30)