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2012年 職場のメンタルヘルス~ラインケアについて~ |ふらっと教材

【目的・ねらい】

内閣府と警察庁が2012年3月に公表したまとめによると、2011年の自殺者数は3万651人で、前年より1039人減少したものの、1998年から14年連続で3万人を超えました。
自殺の背景には複合的な原因・動機が多様に絡み合っていますが、 近年うつ病の人が増えてきている実態があります。
企業においても、メンタル疾患が原因で休職を余儀なくされる人が増えています。
1998年に厚生労働省より「4つのケア」が提唱されました。

1.セルフケア
2.ラインによるケア
3.事業場内産業保健スタッフによるケア
4.事業場外資源(専門家)によるケア

の4つです。
このワークシートでは、職場における4つのケアのうちのラインによるケアについて学んでいきましょう。

ラインとは、職場の管理監督者のことです。管理監督者は、部下の状況を日常的に把握しており、また、個々の職場における具体的なストレス要因を把握し、その改善をはかることが出来る立場にあることから、職場環境などの把握と改善、部下のメンタルヘルス対策の推進、あるいは、相談対応を行うことが必要であり、「こころの健康づくりの中心的役割を果たす」ことが求められています。ラインケアは企業の組織としてのメンタルヘルスケアを考えるときには、最も重要であるといえます。

(2012/11/29)


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