案内板

仙台市歴史民俗資料館 |人権施設情報

ホームページ http://www.city.sendai.jp/kyouiku/rekimin/
郵便番号 983-0842
住   所 宮城県仙台市宮城野区五輪1丁目3番7号(榴岡公園内)
電話番号 TEL. 022-295-3956 FAX.022-257-6401
開館時間 午前9時~午後4時45分(入館は午後4時15分まで)
休館日 月曜日(休日に当たる場合はその翌日)、休日の翌日、毎月第4木曜日 (12月・休日に当たる場合は開館)、年末年始
入館料 一般・大学生200円(160円)、高校生150円(120円)、小・中学生100円(80円)
●( )内は団体料金。団体扱いは30名以上
交通機関 ①JR仙台駅から仙石線で榴ヶ岡(つつじがおか)駅下車、徒歩約5分
②市営バス・宮城交通バスで、仙台駅西口、さくら野百貨店前から原町経由の岩
切・東仙台・塩釜方面行きに乗車し、原町1丁目で下車、徒歩約7分
③JR仙台駅東口から徒歩約20分

仙台市歴史民俗資料館提供

仙台市歴史民俗資料館として保存・活用している当建物は、1978年6月1日に仙台市有形文化財に指定され旧日本陸軍第二師団歩兵第四連隊兵舎であり、宮城県最古の洋風建築である。
第四連隊兵舎は1874年9月の完成とみられ、1945年8月まで約70年間陸軍が使用し、戦後は1956年まで米軍が駐留していた。その後、1975年まで東北管区警察学校として使用された。榴岡公園整備に伴い、1977年に1棟を残して解体し、それを公園東側に移設・復元保存したものである。木造2階建寄棟造瓦葺で、布基礎は安山岩の切石積、壁は漆喰塗りで、建物の片隅にコーナーストーンを装飾し、ガラス入り上げ下げ窓や洋風円柱のポーチなど瀟洒(しょうしゃ)な建物である。
館内に展示室、収蔵庫、修復室、会議室、空調設備などを設け、1979年11月3日に資料館として開館した。2000年に補強・改修工事を実施し、現在に至る。
常設展示は大きく4つのコーナーに分かれている。主に明治期以降の歴史と民俗資料を、庶民のくらしを切り口とした展示・解説で紹介している。
①仙台地方の農具と農家のくらし
米ができるまでを、「米作りの道具」である三本鍬、平鍬、馬耕黎、田舟、ヨッタルなどの展示を通して解説している。また「農家の衣服」がどんなものであったかも展示紹介している。ワラジ・カンジキ・ミノ・タンガラなどの展示から「農家の手仕事」を紹介した箇所、農家台所・農家の庭先の様子がわかるように復元展示した箇所もある。
②仙台町場のくらし
下駄屋・桶屋・堤人形の製作工程など城下町の諸職の紹介、町の祭と信仰、町の娯楽・子どもの遊びの展示・解説、一銭店屋の再現展示をしている。
③旧歩兵第四連隊コーナー
他館には少ない当館の特徴であろう。当館の由来にも関係するものであり、庶民が体験した戦争の悲惨さ、平和の尊さを表現する部分と考えている。そこには旧兵舎内部が復元されてあり、寝台・銃架・携行品箱・軍服・出征関係資料なども展示している。
当コーナーの展示面積は小さいが、当館では軍関係資料の収集も多く、「戦争と庶民のくらし」等の企画展の際には、この常設コーナーと連携した展示を行っている。
④体験学習室
剣玉・双六・お手玉などの伝統玩具で遊べる体験コーナーがあり、また、くらしの道具の移り変わりが見られるように、ランプ・ラジオ・火鉢などを展示している。
その他、特別展・企画展として年4回ほど、仙台地方の近現代の民俗と歴史に関する資料を中心として展示するほか、季節の展示として、年5回ほどのミニ展示をロビーで行っている。

 

(2013/05/07)