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ホームページ | http://www.footandtoy.jp/index.html |
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郵便番号 | 729-0104 |
住 所 | 広島県福山市松永町4丁目16番27号 |
電話番号 | TEL.084-934-6644 FAX.084-934-7286 |
開館時間 | 午前9時~午後5時 |
休館日 | 毎週月曜日(祝・休日の場合はその翌日。連休の場合は終了後の翌日) 年末年始(12月28日~1月3日) |
入館料 | 一般1000円(800円)、大学・専門学校800円(640円)、中学・高校生600円 (480円)、幼児・小学生40()円(320円) ・( )団体は20名以上 ・毎週土曜日と5月5日「こどもの日」は高校生以下無料 ・障がい者、介護者等に対する割引制度あり |
交通機関 | ①JR山陽本線松永駅から徒歩5分 ②山陽自動車道福山西ICより車で約10分 |
日本はきもの博物館からの提供
日本はきもの博物館が立地する広島県福山市松永町は、生産高日本一のシェアを誇る下駄の産地です。当館は1978年10月、その松永下駄産業100年を記念して、下駄製造会社の経営者であった丸山茂樹により創設された、日本で唯一のはきもの専門の博物館です。
当館では、「はきもの」を人間の労働・生活を支える道具〈Footgear〉、ならびにファッションの一部〈Footwear〉ととらえて展示しています。 常設展はテーマごとにはきものを分類し展示しています。田下駄や諸職の労働に使われるはきものを展示する「労働とはきもの」。僧侶、神官や民衆が、儀礼などで用いるはきものを展示する「信仰と儀礼」。人形浄瑠璃の舞台で、人形を遣う役者がはく舞台下駄や、下駄に鉄製のブレードがついた下駄スケートなどを展示する「芸能の世界・子供の世界」。日本の伝統的な沓の展示をする「貴族と武将たち」。
はきもの展示
続いて、日本の伝統的なはきものを形態別に展示する「草鞋(わらじ)」、「草履(ぞうり)」、「藁沓(わらぐつ)」、「皮沓(かわくつわ)と足袋」、「下駄」の各コーナー。そして今日我々の最も身近なはきものである靴を生み出し、ファッションとして育てあげたヨーロッパでのはきもの(靴)の歴史を展示する「世界のはきもの―歴史―」。明治時代以降に本格的に始まった日本での靴づくりを展示する「日本における靴の普及」。世界各地の民族的なはきものを展示する「世界のはきもの―民族―」。有名スポーツ選手のシューズを、記録を出すため、勝敗を決するための、最先端の技術でつくられた道具として展示する「栄光のはきもの」。また、博物館のある松永は、江戸時代に塩田として干拓され成立されました。その地域史の展示として、塩田で使われた民具などを展示する「塩の村、松永誕生」。明治時代に興った松永の下駄生産を、製造機械などで展示する「下駄づくり100年」。機械で作った下駄の最終加工や、塗りを行った職人たちの職場であり、住居であった建物を移築保存した「職人長屋」。以上が当館の常設展示です。
その他、当館敷地内には、1922年の洋館建築であり、国の登録有形文化財として登録されている「旧マルヤマ商店事務所」があります。この洋館は現在一部改装し「コーヒーハウス・サボ」として内部を公開し、入館者や地域の人々に利用されています。
当館の常設展では、「モノ」である「はきもの」そのものを見てもらい、材料、形態や用途など、先人の知恵や工夫を知ってもらう展示となっているため、松永の下駄以外では、はきものの製作・販売・修理などに関しての本格的な展示はしていません。それ故、部落問題、人権問題をテーマにした展示もしていません。 しかしながら、草履や下駄の表として取り付けられる竹の皮で精巧に編まれた畳表や、靴などの材料となる革などのはきものの部材、およびはきものは被差別部落民衆によって製作されることが多かったものです。それらには彼らがおかれた歴史と、もの作りへの努力が見られるのです。
(2013/06/17)