案内板

立命館大学国際平和ミュージアム |人権施設情報

ホームページ http://www.ritsumei.ac.jp/mng/er/wp-museum/
郵便番号 603-8577
住   所 京都府京都市北区等持院北町56-1
電話番号 TEL 075-465-8151 FAX 075-465-7899
開館時間 午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日 月曜日(月曜日が祝日の場合は開館・翌日が休館日)・祝日の翌日・年末年始・夏期休暇中の大学が定める休館日
入館料

大人400円(350円)、中・高生300円(250円)、小学生200円(150円)                                                    ( )内は20名以上の団体料金、特別展「世界報道写真展」開催中は大人500円

交通機関 ①JR京都駅より市バス50、JRバスにて「立命館大学前」下車、徒歩5分              ②阪急電車 西院駅より市バス205にて「わら天神前」下車、徒歩10分

立命館大学国際平和ミュージアムからの提供

人類は20世紀において、2度におよぶ世界大戦を経験し、幾千万もの命を失いました。しかし、地域紛争は今なお絶えることなく、多くの人びとが生存の危機にさらされています。 また、飢えや貧困、人権抑圧や環境破壊など人類が共同して解決すべき問題も、多様な形で浮上してきています。 立命館大学国際平和ミュージアムは、平和創造の面において大学が果たすべき社会的責任を自覚し、平和創造の主体者をはぐくむため、1992年5月19日に設立されました。 当ミュージアムは、大学が建てた初めての平和博物館です。

立命館大学の「平和と民主主義」の教学理念を具体化する教育・研究機関として、また社会に開かれ、発信する社会教育施設として運営されています。 館内には実物資料650点、写真資料550点が展示されており、また映像資料、戦時中の町屋の復元、シアターなども設置されています。更には戦争と平和に関する資料も広く収集され、収蔵資料は約4万点に上っています。 入館すると、入口右側に「わだつみ像(戦没学生記念像)」、1階ラウンジの東西の壁面には手塚治虫さんの作品「火の鳥」のレリーフが飾られています。 見学コースは、地階から2階へと進みます。全体を見学するには1時間半以上が必要です。

常設展示は、テーマ1.「一五年戦争」(地階)、テーマ2.「現代の戦争」(地階)、テーマ3.「平和をもとめて」(2階)の3つのテーマで構成されています。

テーマ1の「一五年戦争」は1931年9月18日の柳条湖事件から1945年8月15日の敗戦までを一連の繋がりがある「一五年戦争」と表し、この15年間の戦争の実態について、被害と加害の両面から6つのコーナー(①軍隊と兵士②国民総動員③植民地と占領地④空襲・沖縄戦・原爆⑤平和への努力⑥戦争責任)に分けて展示されています。

テーマ2の「現代の戦争」では、20世紀に人類が経験した世界を巻き込んだ世界大戦から今なお続く現代の地域紛争について、5つのコーナー(①2つの世界大戦と戦争をふせぐ努力②植民地の独立と冷戦③冷戦後の戦争④兵器の開発⑤現代の地域紛争)に分けて展示されています。 このテーマ1,2の展示コーナーでは戦争の実態を通して、どうして戦争が起こったのか、どうして防げなかったのかについて、考えさせられる内容となっています。

テーマ3の「平和をもとめて」では、戦争がなければ平和なのか、戦争や核兵器の問題だけでなく、人間が自分の力を十分に発揮して生きることを妨げているさまざまな要因(暴力)について考え、そうした要因を取り除くために活躍する市民の活動を紹介しています。

また、常設展示以外に、1階の中野記念ホールでは、年3回、戦争や平和に関したテーマで期間限定の特別展や、毎年8月には「平和のための京都の戦争展」が開催されています。 当ミュージアムは、私たちが未来の平和な社会の実現に向けて、過去を振り返り、現状の問題に目を向け、平和な世界のために何をしなければならないのかを考えさせられる展示内容となっています。

(2014/03/04)