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株式会社第一生命経済研究所が「職場の一体感とワーク・ライフ・バランス」を発表! |メンタルヘルス情報

2012年4月、株式会社第一生命経済研究所は「職場の一体感とワーク・ライフ・バランス」を発表しました。
これは、内閣府が公益団体法人日本生産性本部に委託して行った「『ワーク』と『ライフ』」の相互作用に関する調査」のデータを分析したものです。
分析の結果、ワーク・ライフ・バランス(WLB)満足度やディストレス(抑うつを測る18項目の点数を合計した尺度)に強く影響を与えるのは、『職場の一体感・納得感』と『週労働時間』でした。
『職場の一体感・納得感』とは、「必要な情報が共有されている」、「職場の人間関係が良い」、「自分の能力・専門性を十分に生かせる」、「適切な健康管理が行われている」、「誰もが公平に扱われている」などの7項目をひと括りにしたものです。『職場の一体感・納得感』が高く、『週労働時間』が短いほど、WLB満足度は高くなり、ディストレスは低くなっています。
一方で、「一つ一つの仕事の内容が明確になっている」、「仕事の進め方を見直し改善している」、「グループで仕事をする職場だ」、「仕事の進め方がマニュアル化されている」、「代わりに仕事をする人が確保されている」の5項目で構成された『定型的なグループワーク』は、WLB満足度に影響を与えてはいませんでした。
このことから、業務の定型化や見える化よりも、働く者の一体感がある職場をつくることの方がWLB向上につながると考察しています。

詳細は、
http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi/note/notes1204a.pdf

(2013/03/04)