シリーズ

「男女共同参画週間」とは |ご存じ?Q&A

「男だから」「女だから」ではなく、一人の人間として個性や生き方が尊重され、いきいきと暮らすことのできる社会、それが「男女共同参画社会」です。特に近年においては、人口減少・高齢化が進む中で、女性が社会のさまざまな分野に参画し、その能力を発揮することがますます必要とされてきています。経済・ビジネスをはじめとするあらゆる分野において、ワーク・ライフ・バランスの観点から男女の働き方や生き方を見直し、女性が日本再生の担い手として重要な役割を果たすことは、元気な日本を取り戻す鍵になるといえるのではないでしょうか。
毎年6月23日~29日は、「男女共同参画週間」です。これは「男女共同参画社会基本法」が1999年6月23日に施行されたことをふまえ、その基本理念に関する国民の理解を深める目的で、2001年に設けられたものです。内閣府男女共同参画局では毎年重点テーマを定め、キャッチフレーズを募集して優秀作品をポスターにして配信するなどして、その理念の普及に努めています。地方公共団体でも、女性団体やそのほかの関係団体とも連携して、講演会やシンポジウムを開催したり、啓発冊子やリーフレットを配布するなど、さまざまな啓発活動が展開されています。
「男女共同参画週間」が設けられてすでに10年以上経過していますが、残念なことに「男は仕事、女は家庭」の意識は相変わらず根強いものがあるといえるでしょう。家庭で、地域で、学校で、職場で、性別に関係なく、個性と能力を存分に発揮することができる社会の実現に向けて、お互いのパートナーシップについて考えることが求められています。

(2015/06/03)