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鶴橋駅、朝はそれほどでもないのですが、夕方頃に電車から降りると駅構内にまで充満する煙と焼き肉の臭いが立ちこめてきます。「乗り換え」をやめて、「途中下車」したくなる気分と格闘してるようです。
そんな生野コリアタウン※は、現在多くの人でにぎわっています。韓国・朝鮮のグルメに舌をうったりおみやげのキムチ、韓流スターやK-POP関連のグッズを探したり…。他府県からやってくる観光客の手には、「コリアンマーケットで韓流ワールドを極める!」などと書かれた旅行ガイドブックが握られています。
人権学習のフィールドワークのために訪れる小学生、中学生も大喜びです。キムチづくりの体験をしたり、お昼ご飯を買い物したり、お店のおじさん、おばさんの話を聞いたり、教室では得られない体験をたくさんして帰って行きます。
まさに大阪の名所の一つと言ってもよい、コリアタウン。そもそも大阪市生野区ってどんな町なのでしょうか?
およそ、8.38平方キロメートルの面積の中に約62,300世帯、132,693人(2011年9月現在)が暮らしています。このうち、韓国籍や朝鮮籍をもつ住民が27,072人おられます。人口の約20%、約5人に1人ということになります。日本で最も多くの在日コリアンが暮らしている町、それが大阪市生野区なのです。
※1993年(平成5年)から『コリアタウン』との呼称を使うようになる。
(2013/05/20)