シリーズ

(1) |女性への暴力・DVについて考える

昨年、NHKでシングルマザーをテーマとしたドラマが放送されています。
夫の暴力(DV)から逃れ、周りの人たちと支えあいながら真摯に生きるシングルマザーの姿が描かれています。

ドラマのなかでは、DVに対する世間の無理解、小さな子どもを持ちながら仕事を見つける女性の大変さ、児童扶養手当の削減など社会的な事柄がたくさん出てきます。

特にDVに関わることでは、「あなたが謝って家にもどればいいんだ」という無理解な言葉や視線が主人公に投げかけられたり、フラッシュバックがおこる場面も描かれています。

しかしこれは、ドラマのなかだけの話ではありません。
実際にDV被害にあった女性たちは、このような二次被害にもさらされているのです。

このドラマは10月から始まりましたが、ドラマが佳境にはいった11月には、「女性に対する暴力をなくす運動」週間がありました(11月12日~25日)。

この運動は、内閣府の男女共同参画局が中心となり、DVや性暴力、セクシュアル・ハラスメントなど女性にたいするあらゆる暴力をなくすための啓発運動です。
11月12日には、シンボルであるパープルリボンにちなみ、東京タワーなどがパープルにライトアップされました。
近畿でも、通天閣と京都タワーがライトアップされたようです。

 

(2013/01/21)