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ウーマン・リブをご存じでしょうか?
もしくは覚えていますでしょうか?
簡単にいうと1970年代におこった女性たちが主体となった、女性解放の運動です。
「女はおしとやかに」「結婚は女の幸せ」「家事・育児は女の役割」「女は結婚すれば仕事をやめる」。
今でも耳にすることがある言葉ですが、ウーマン・リブはこんな言葉をぶっ飛ばそうとした運動でした。
では、実際にぶっ飛ばせたのか?
上記の言葉、正直いまでも言う人はいます。しかし、そんな人を見ると「なんだかなぁ」と思う人が多くなったのも事実。「なんだかなぁ」と思う人が多くなったということが、実はウーマン・リブのおかげなのかもしれません。
もっとも現代は、「30歳すぎても可愛い女子」「キャリアと結婚、両方頑張る!」「家事・育児を完璧に、だけど自分の時間も大切にする専業主婦になりたい」というような言説が溢れています。
恋愛も仕事も両方を手に入れることは可能になったけれど、かえって仕事、恋愛、結婚に子育て・・・、すべてを完璧にこなす女子が求められている現代。
だけど、男女の賃金差別はまだあるし、非正規労働者の女子の割合も高い。
恋愛を成功させようとおもったら、自分が好きな服ではなくて、男性ウケがよい服装をしなくちゃダメ。
「女性差別はなくなった」という声に、ちょっとフクザツな気持ちになる。2014年の女子もまだまだ大変なのです。
(2014/08/04)