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(3) |女性への暴力・DVについて考える

DVは、大人だけの問題ではありません。

10代や20代の若い世代でもDVが問題となっています。
若い世代間でのDVを特に「デートDV」といいます。
リバティおおさかの展示でも「デートDV」についてのパネルを展示しています。

例えば、いまでは中高生が当たり前のように使用している携帯電話やスマートフォン。
しかし、「他の女の子/男の子にアドレスを教えるな」「3分以内にメールの返事をして」
「どうして昨日の夜、電話にでなかったのか」など、彼女や彼氏に言っていませんか?

こういった言葉で、相手の行動を制限したり、交友関係を否定することも立派なDVです。
勝手に携帯電話の履歴やアドレス帳を見ることは、相手を尊重している行動でしょうか?

もし、あなたが友だちから「ほかの男の子と話しをすると彼氏が怒る。女の子の友だちと遊びにいくことも嫌がられる」と相談された時、あなたはなんと返事をするでしょう?
「そんなの、愛されてる証拠じゃない?」と答えますか?
それとも「それって、束縛されすぎじゃない?
ちゃんと話し合いできてる?」と答えますか?

10代や20代の恋愛や性の悩みを真剣に聞いてくれる大人はちゃんといます。
また、大人も「子どもの言うこと」などと言わずに、真剣に耳を傾けることが、将来のDV被害者、加害者を生まないためにも必要ではないでしょうか。

毎日を家族や大切な人と楽しく過ごせるように、もう一度DVについて、考えてみませんか?

(2013/02/04)